雑記ふたたび

nyanの日記ブログ。主に最近描いた絵や自作小説の話など。

映画:秘密の花園

秘密の花園」をU-NEXTで視聴

U-NEXTは今月末で配信終わるみたいですが、リンクして大丈夫かな^^;

先日「テンプルちゃんの小公女」を観たので、同じバーネット(フランシス・ホジソン・バーネット)作品のこちらも観たくなりまして。このお話、子供の頃に少女小説っぽいのを何度か読みました。トータルすると「小公女」の方が読んだ回数は多いんですが、これも大好きな話です。大きいけれどちょっとお化け屋敷みたいな広い邸宅や、庭を散策……。最初に読んだ時は(たぶん8歳くらい)、ヒロインのメアリーと一緒に歩いている気分になりドキドキしました。夜中にコリンと初めて会ったシーンなど、「お化けが出そう」だと思ってかなり緊張して読んでいた記憶があります。


今回観た映画、制作総指揮はあのフランシス・コッポラだそうで。監督はアニエスカ・ホランドポーランド人の女性監督ですね。1993年のアメリカ映画です。


原作とは違う演出(両親の死がコレラじゃなくて地震など)は色々ありますが、全体的には原作イメージを崩していないと思います。
主人公メアリーは原作で「器量が悪い」と明言されてるけれど、映画版は非常に可愛い子役さんです。でも「偉そうで、わがままで、気難しくて、可愛げのない」(特に最初の頃)という雰囲気は出ています。
他の登場人物も私の想像していたイメージにかなり近かったですね。特にディコンとコリン。メイドのマーサは想像以上に可愛かった。子供の時はもっともっとお姉さんだとと思い込んでいたけれど、「奉公に上がった少女」の年齢なんでしょう。弟のディコンが12歳だから、15~16歳だったのかな。

大きいけれど陰気なお屋敷、荒野(ムーア)に囲まれた周辺、草に覆われたて隠された庭園などの風景や内装、19世紀の調度品や道具、衣装なんかも素晴らしい。インドのパーティの雰囲気から目を奪われっぱなしでした。
動物たちも可愛かったです。イギリスにいるコマドリ(ロビン)はとても人懐こいとは聞いているけれど、あんなに近くまで来るのかな。あんな可愛い小鳥がいたら、メアリーじゃなくても話しかけたくなりそうです。
 

 今回観たDVD

 

原作小説

秘密の花園 (福音館文庫 古典童話)

秘密の花園 (福音館文庫 古典童話)