最近買った本。
故・みなもと太郎先生がマンガ少年に連載しておられた漫画評論。
連載していたのが1976年から1979年という事なので、かなり古い作品ばかりです。
とは言え、私個人が子供時代に親戚に貰った本や、どこかで雑多に読んで覚えている漫画も結構載ってるんですよね。タイトルしか知らない作品や名前しか知らない先生方の事なんかもみなもと先生の視点で詳しく書かれており、興味深く読ませて頂いてます。
みなもと太郎先生の作品も実は初めて読んだのが、かなり年上の従兄から貰った本でした。かの有名な「ホモホモセブンシリーズ」でした。当時小学生でしたから、エログロなんて言われても雰囲気しか分かってなかったんですが。その後、作画グループの漫画を読むようになり先生の作品と再会。さらに結婚した時に主人が「風雲児たち」を当時出ていた全巻持っていたので再び読む事になったという。
最近この本を読みながら、よく知らない作品や先生方についてネットで調べています。たとえば「小サナコイビト」のトシコ・ムトー先生。この方は「カバヤのマスカットキャンディー」のCMでかろうじて絵を知っていただけでした。ムトー先生は渡米してウォルト・ディズニー社に就職、1984年に会社が買収・合併された際に失職されたようです。そして近年になって奈良にある画廊で個展を開催されたのだとか。
ネット上にも資料がない記事もあるものの、画像検索なども使いながら調べるのも楽しいです。(読むペースはどんどん遅くなっていますが)